しても北海道、今回はレンタカーにての行動。新千歳空港からすぐにレンタカーにて夕張に、今は「メロン」が有名、と言うか「メロン」のみが有名ですが私たちの世代は何と言っても「炭鉱」の町、その炭鉱を見たくて夕張に。
 「石炭の歴史村」なるテーマパークがありそこに着くほんの少し手前にハリウッドの往年の名画(イギリス映画や邦画も有る)の看板がいくつも架かっている所があったが看板は最近描かれたようであった。
 目的地の夕張「石炭の歴史村」は夏季営業が4月26日(冬季11月1日〜4月25日は石炭博物館、炭鉱生活館のみ営業)から遊園地が開園し小さなお子様を連れた家族の多さにびっくりしましたが、聞くと「アンパンマンショー」が開催されているとのことで、私達の様な遠方来園者はすぐに区別がつきました。
 村内では今年導入されたとこらしい村内周遊無料ボンネットバスに乗り石炭博物館へ、色々な展示物を見た後、エレベーターで地下1000mの坑道へ約1分20秒で着くとの案内板がありエレベーターに乗る、違和感があるがしばらくの時間がたちエレベーターの扉が開く、もう其処は坑道の中。寒さも暑さも感じなかったのはこの季節のせいか、空調が効いているせいかわからなかった。
 当時の坑夫の様子や生活ぶりが何処にでもあるようにマネキン人形を使って表してある。
 更に奥に入ると「まっくら探検」と称してヘルメット、カンテラ、電池のセットを渡され坑道探検に、掘削現場や掘削機械などを見学、実際の石炭層も。
 全てを見学した後、出口方向に階段を40〜50段も上ったのだろうか、あっけなく出口に。1000mの深さは4,50段の階段で登れる筈はない、出口に出て入口を見ると確かに出口は入口よりも少し低い所にあるがその差は20mぐらいのものだと思う、やはりあのエレベーターは・・・・。

 私のイメージでは「火山」=「硫黄の臭い」だったが、硫黄の臭いはなく静かに湯気を吐く山だった、写真の右方向に有珠山中腹展望台に登るロープウエーの乗り口があり、展望台からは洞爺湖が一望できるとの事だったが時間の関係でカット。
 ここから見る有珠山はごつごつとした「火山」そのものだった、こちらからは火口は見えなかったが。
 写真を撮った所の下には山つつじの花が咲き、つつじの木の下には「かたくり」の花が咲いていた。初めて実物のかたくりの花を見た。
 
 大急ぎで函館、湯の川へ、当然!!鹿部の間欠泉はパス、函館ゆかりの歌人の名前のついたホテルは団体客で超満員、フロントでは角部屋の洋室をご用意いたしましたとの事(もちろん予約はしていた)、私達の案内された部屋は言われた通り「角部屋の洋室」ではあったが入口から室外に出るには体を避けなければ出れず(非常に狭い)、また窓も無く日中でも電気を消せば真っ暗な部屋だった。
 牢獄でも窓はあると思うのでそれ以下の部屋と言うほかは無い。予約客を泊まらす部屋で無い様に思う、ゴールデンウイークや盆休みに予約なしに来た客に「こんな部屋でもかまいませんか」と了解の上で泊める部屋だと思う。
 こうゆう部屋に泊まらされたのは、事前に私達の「素行の悪さ」(そのつもりは無いが)の情報がもたらされていなければ、旅行社の評判の悪さか、力のなさだろう、二度とこのホテルと旅行社は使わない(どちらもNの付く観光会社と旅行社であった)。
 ちなみにこの日の昼に入った北湯沢のホテルもこの観光会社が経営している。

 出発前には時間的に無理かなと思いつつも今日は「江差」、「松前」をめぐり函館空港へと考えていたのですが、やはり無理とわかり「江差」に行く事に。「松前」は本日「さくら」の開花宣言、しかし「江差」へ。
 道中は北海道らしい「広い」、「直線」の道は無かったが、緑に色付き始めた護岸工事の無い自然の「厚沢部川」の景色はやはり「北海道」を感じさせてくれる。
 厚沢部川の厚沢部町はジャガイモ「メ-クイーン」の発祥の地であるそうな。やはり道の駅「グリーンプラザ227」では「メークイーン」が売っていた。
 江差では「開陽丸」を見「追分会館」に入る、ここでは本日より(4月29日)追分の実演が始まったらしい、しかも第1回の実演が11時から始まる、ちょうどその時間1曲聴いて帰る。
 続いて江差鰊御殿の一つ「横山家」を見学、調度品(紫檀を使った時計など)を見るが小樽の元青山家を見た後では色あせてしまう、小樽の元青山家はすごいものがあった。

 頤和園内に有る大理石でできた船
 もちろん動きません


 下に見える文字で誰の像かはお分かり戴けると思う。何故か横に見える札幌ドームも銅像のさす方向を目指しているように思えるのは私だけでしょうか。

 一路今日の宿定山渓温泉へ。
 湯量が豊富なのか、かっぱの石像を使いお湯を噴出させた所や、滝にして流している所、無料の足湯などがある。

 一夜明けて今日は支笏湖を通り大滝村の北湯沢温泉にある日本一の露天風呂に入浴し洞爺湖畔の昭和新山を見学、鹿部の間欠泉見学、函館、湯の川温泉のコース。時間との戦いか!!!
 出発に先立って地図を見るとまずは恵庭市(頭の中では恵庭岳を想定国道453号線)カーナビをセット、カーナビのしゃべる通りに行動、北広島市に着く(カーナビに誘拐される) あれ 恵庭市の駅、役所は36号線で北広島市の先、間違いに気づき引き返す。カーナビはなおも誘拐しようと嘘を言いまくる、無視して引き返すも戻らなくても良い「真駒内」まで戻ってしまう、「羊が丘公園」入口を2回も通る。
 やっと国道453に。支笏湖の西側冬季閉鎖区間の門が開いている「通行できる」、近道、「ラッキー」、迷わず走行、しかし10Kmほど行くと其処から通行止め仕方なく引き返す。
 合計1時間半ほどのロス、この分だと「鹿部の間欠泉」は???しかし何とか北湯沢温泉に目当ての日本一の露天風呂に入る、このホテルは露天風呂ばかりでなく普通の温泉浴場も非常に大きく、今までに経験した中では一番大きな浴場であった。満足
 次の目的地、昭和新山に


 今回の旅行はこれにておしまい。・・・・・・でもこのページを作っている今も思い出すと湯の川温泉の一件にはストレスが溜まる。自分ではこのページを見ないようにしなければいけないように思う。


  夕張  羊が丘公園  定山渓温泉  北湯沢温泉  昭和新山

  湯の川温泉  厚沢部  江差







 最初に着いたのは「頤和園」。何の予備知識も無い私にはそこがどんな所かもわからない。ガイドの説明では西太后の夏季別荘地だったらしい。早くも同じバスの者に迷子が出る。約30分ほどで見つかるがガイドは東奔西走息が切れる。私はカメラの電池が切れる。内部を見学の後、園を出る前にガイドが「園を出たら物売りが近づいてくるが要らないと手を振るとウエストポーチやポケットの物を掏られるのでまったく無視をしなさい、物売りは全てスリですよ」と教えられる。全てスリと言うのは大げさだと思ったが忠告に従う。
 夕食の後ホテルに到着。ガイドは「最近の北京は失業者が多いので夜の町は気を付ける様に」と忠告されるがホテルの直ぐ傍の「王府井」へ出かける。
 王府井の入口(南側)から程なく左手に王府井小吃街という小路があり、そこは小路ながら大勢の人でにぎわい、長い串にさした肉(鳥、牛、豚、その他分からない物まで)や果物が2,3元で売っていた。その中で日本では見たことの無い果物、メロンとも瓜とも判らないものを2元で買う。味がなく歯ごたえのみで半分ほどしか食べられなかった。中ほどに行くと食堂があり、建物の2階部分のテラスではミニ京劇を演じていた。上にばかり気をとられているとスリに逢いそうなのでそこそこにして退散。マクドナルドで2元のソフトクリームを買ってホテルに。

 今日は万里の長城、「明の13陵」の定陵の見学。出発して間もなく「玉」の製造工場とその直販店。熱心に売り込まれ店の思惑通りに1点購入。
 八達嶺長城。万里の長城見学では1番ポピュラーな所らしく大勢の人出が有った。ガイドの一連の説明の後、団体での記念写真。ガイド曰く「上り口より右側は登り易くお勧め、左側は急斜面が多くお勧めできない」との事であったが、右側を見ると人間の列ができていて人ごみの中を歩かなければならない。左側を見るとさすがに人はまばらで何とか登れそうなので挑戦してみる。集合時間までの余裕は1時間なので直ちに出発。
        
          
 上の写真は曇天のせいか、埃っぽいせいか、腕の悪さか、写りは良くありませんが左側の万里の長城からの途中から写したものです。人の多さが分かってもらえると思う。
 左側の急坂を何とか目標地点まで登ったのですが、息を切らして落ち着くまでしばし休憩するも、時間の都合ですぐに帰路に。登りもきつかった所は下りも手すり無しには怖くて降りられない。後で聞くと斜度が40度も有ったらしい。スキーの時に斜度35度と聞くと崖っぷちを滑る様な気がして足がすくみますが、それ以上と聞いて納得。
 降りきったところの売店でペットボトル入りの「スプライト」を買い、財布から10元札を出しお釣りを貰おうとしたがくれない。どうも身振り手振りからはそれ以上出せとは言っていないもののお釣りは無いようだ。市中では2、3元のものを10元も取る。観光地値段なのか、10元札を出したのが悪かったのか(1元札を順番に出せばよかったのか)。円で換算すれば10元でも150円なのだが、しかも中身は600CCで1/3ほど凍っていたがこれが冷たくて汗をかいた私には快適だった。
 待ち合わせ場所の団体無料休憩所で待っていると、お茶のサービスがあってウーロン茶を振舞ってくれたが商品の宣伝もきっちりとされた。日本語もうまく、おだてられてヤンロン茶を1000円出して買う。これも後ほど「王府井」で探すと1/3ほどの値段だった
 昼食後、開館して3日ほどの「シルクの博物館」に入り、繭から糸を取り出すところを見学。真綿の布団や絹製品の展示販売、ここでは買い物をせずに済ます。
 「明の13陵」の「定陵」見学。時代背景を考えるとすごい建造物だなと思うがそれ以上の感想は無い。権力者のすることで墓地建設に浪費する事ほど馬鹿な事は無いと思っているので。
 夕食の後ホテルに。今日も「王府井」にお出かけ。東方新天地なる所を巡る。1階と地下にショッピング街があり、中には「元禄寿司」ともう一つ回転寿司があり「吉野家」もあった,。地下の西端にスーパーマーケットがあり、見慣れないフルーツや野菜を見、缶ビールは地元のブランドが3元ほどでアサヒスーパードライが5元ほどであった、昼食時にスーパードライの生を飲んだが日本のそれとは味が違った。
 再び王府井通りに出て土産物店で商品を物色中、「剥き甘栗」を見つけ値段を聞くと70元と言うので(実は筆談)二つ買う。さらに北に向かって歩き新東安市場の地下で「マトリックスU」や「英雄(ヒーロー)」のDVDを58元で売っていたが多分英語と中国語しか選択支が無いと思うので買うのをあきらめる。特に「英雄」は日本ではまだ封切りもしていないので惜しかった。
 次に北京百貨大楼に入り、うろうろしていると先ほど購入した物と同じ包みの「剥き甘栗」が売っていたので値段を見ると43元で売っている、非常に損をした気持ちになる。沈んだ気持ちでホテルに

 
 今日の予定は天安門広場、故宮博物院(紫禁城)、天壇公園、 ホテルから天安門広場まではすぐバスで天安門広場を一周し下車団体写真撮影の後、少しの見学時間

               

 広場から地下道を通り天安門に、雨にあう、5分おきぐらいに降ったり止んだりを繰り返す(傘を差したりたたんだり)紫禁城内部は素晴らしいのですが補修が手抜きと言うか、それしかできなかったのか。「頤和園」でも同じ事を感じたのですが、文化財はそれらしく修復して貰いたいものです。だからと言うわけではないのですが「太和殿」、「中和殿」、「珍宝館」と見学して後、休憩所で紫禁城修復費用捻出のためにボランティアで愛新覺羅溥儀の甥たちが「書」を書いて売っていた。私もそれを買う事で修復費用を負担した気持ちになる。まさか紫禁城の中での詐欺は無いと思うので。雨は上がる。
 中国茶店へ、茶の葉の種類やら茶の入れ方の講習、またまたお茶を売りつける。2000円で1缶買う。多分これも「王府井」の方が安いのだろうが。
 昼食のレストランは「地壇公園」の中。出てきたメニューは1日目夕食、2日目の昼食、夕食、3日目の昼食共に焼き飯が付いているその他にも同じメニューがあった、しかもその焼き飯の具は玉子が入っているだけ(中国では当たり前のようですが)には、驚きまたがっかりした。旅行社は食べ物にも気を配ってほしい、旅行の重要な部分でもあるはずなので。
 天壇公園 「祈年殿は・・・・・・・」ガイドの説明、ガイドブックの通り。
 一旦ホテルに帰還、夕食までの時間は荷物整理に当てる。
 夕食の「しゃぶしゃぶ」には如何にして食べてよいのか分からない物まで出る。
 再びホテルに。部屋に帰らずにそのまま王府井に出かける。お茶の店で昼間の中国茶店にあったお茶を探す。あった!しかも値段は1/3。購入する。しかし持っている元は60元しかなく、円はだめだと言うので60元分購入。円を元に交換してくれる所を(この時間ではホテル)を探す。泊まっている北京飯店には帰らずに当てもなく探す。東安門大街を歩くと道端には屋台が立ち並び色々な物を売っている。1日目に歩いた王府井小吃街と同じ物が多いがこちらは少し高い。店によっては「日本風味」と書いてある処も数軒あり「たこ焼き」も焼いていた。さなぎ、イナゴ、サソリの串刺しまであったが、ホテルは見つからず反対に引き返す。王府井大街を通り越しさらに東に。「・・・酒店」に入るが「ここはホテルではないので両替はできない、向かいの「台湾・・・ホテル」に行きなさい」多分こう言ったと思う。英語で。その通りにする。
 両替に成功。再び東安門大街の夜市引き換えし、サソリの串刺しでも食べようかとも思わなくはなかったが、ガイドがさなぎの串刺しを食べて下痢をしたといったの思い出し、止める。
 東方新天地のスーパーで買い物をしようと歩くが既に営業時間を過ぎていた。ホテルへ。


 今日は出発時刻まで自由時間。ウェブの旅行記に書いてあった景山公園に行って見よう。前日ガイドに「「景山公園」を見学するだけの時間はあるか?」と聞くと「十分にある」との事だったので朝食後7時にホテル前でタクシーに乗り出発。ホテルのボーイが運転手に行き先を伝えてくれたので安心していたが、タクシーの運転手はしきりに喋り掛けて来る。どうやらガイドブックを出せといっているらしい。運転手は痺れを切らしたらしく、道端に車を止めてドアを開けガイドブックの地図を指差し、「もう少し遠くに行け」といっているのか「遠くに良い所がある」といっているらしいが、時間も無いし行きたいのは「景山公園」なのだからだめだと言うとしぶしぶ納得したようだ。すぐに「景山公園」に付く。初乗り料金の10元を払い、公園の入場料一人2元の入場券を買う。

              

 入口では市民が「市民証」なのか「年齢証明書」なのか両方なのか「定期入場券」なのか分からないが、それらしきものを見せて入園していた。
 入口を入るとすぐに数人の人が道の敷石に水で字を書いている。書の練習をしているのだろうが私には達筆に見えた。
 東口から入り園内を歩くと、早朝だというのに大勢の人出があり、ほとんどの人が(見た目には)高齢であった。南側には太極拳をしているグループやテープで音楽をを流しそれにあわせて踊るグループなど色々居た。
 南から目的の景山に登る。登るには南側からが一番険しそうだった、東側からはかなりの人が登っていたが、南側からは登る人はいなかった。

                

 この旅行全般を通じて曇天(1部雨)だったせいか、8月は何時もこうなのか、黄砂のせいなのか分からないが、夜は星がぜんぜん見えなかったし、肉眼では上の写真ほどではないが視界が悪かった。
 でもこの紫禁城を見下ろす景色は「絶景かな、絶景かな」である。同じツアーの人もほとんどが始めての北京なのにこの景色を見ずに帰るのは大変な損失のように思えた。写真は南向きの景色だが北向きには鼓楼、鐘楼が見え、西向きには白塔(ラマ教寺院)、東向きには毎晩通った王府井の建物が見える。
 当然紫禁城の景色1つで十分満足である。
 南側から登ったが西側に下り、南側出口より出る、まだ南側では踊っている人はいたが、太極拳のグループはいなかった。
 時間があるので北長街、南長街を歩き、地下鉄「天安門西駅」に出て地下鉄を体験する。地下鉄は何処まで乗っても3元のようですが環状部分とその中を1本の線が通っているだけで、いわば平面で書いた土星状態である。
 切符を買いホームに入る。人は思いのほか少ない。程なく列車が来る。列車はきれいで乗客は座れない状態ではあったが立っている人は少ないし、皆こざっぱりしている。バスは満員なのに地下鉄が空いているのは、営業距離が短いせいなのだろうか。
 天安門東駅を過ぎ王府井駅で降りる。
 まだ時間に余裕があるので買い物に行く。例のスーパーはまだ開いていないので土産物店で元を使う。
 バスに乗り北京空港に。一連の手続きの後、搭乗時間待ちになる。清涼飲料水の自動販売機があるので(1品5元)買う事にしたが1元札を入れると受け付けない。どうやら「新札のみ受付」と書いてあるようなので、これは旧札なのかも知れないと思い10元札を投入する。商品のランプが付く。ペプシコーラのボタンを押す。ガラガラ、ガラガラなんと2本出て来るではないかペプシコーラとスプライト、儲けたと思ったのは一瞬、お釣りも出ないし次のランプも付かない。何とスプライトの押し売りである。お釣りが出ないのは良いけれどせめて商品の選択ぐらいはさせてほしい。後で聞くと自動販売機は5元札、10元札でしか買えないらしい。1元札5枚などではだめらしい。そしてそのスプライトはいま我が家の冷蔵庫にある。
 北京は2008年のオリンピックを目指して大きく変貌するさなかのようである。いたるところで旧いものを壊し新しい物を作ろうとしているがオリンピック以降に大きなしわ寄せが来そうな気がする。また今の社会体制の中での貧富の差をいかに説明するのか聞きたい。少し腹の立つ旅でもあった。
 これにて北京珍道中は終わり。



 頤和園   王府井  八達嶺長城  明の13陵  定陵  天安門広場  故宮博物院(紫禁城)  地壇公園  天壇公園  景山公園
 

 

8月


 

4月


 坑道を出るとすぐ間近に写真の地表に露出した石炭層を見ることができるが、ここが炭鉱の発見につながった地らしい
 私のような素人には、これだけ炭層が地表に現れていればなぜ露天掘りをしなかったのか疑問に思えたが、現地で訊きそこなった。ご存知の方は教えてください。

 帰り道は同乗者の要望で映画[「幸福の黄色いハンカチ」思いで広場]なる所に立ち寄る。ロケ現場となった建物(撮影用に建てた物かそれ以前に在った物かは判らなかった)の中には撮影で使われた車が展示してあり、映画をビデオで放映していた(ハイライトシーンのみかも知れない)。また黄色いメモ用紙とペンが置いてあり、入館者が自由に書いて壁面のいたるところに押しピンなどで万以上の数が止めてあった。ちなみに私はこの映画を見ていない。

 夕張を離れて札幌、まだ行ったことの無い「羊が丘公園」へ

 盆休み。今年は東北に行こうかなと思っていたところに新聞の広告が目に入り、SARSで話題になった中国、しかも「北京四日間」「がんばれ北京価格」で東北に行くよりも安く付く。すぐに電話。さすがに満席、キャンセル待ちに。しかしその日のうちにOKの連絡入りあわててパスポートの手配。何とか出発にこぎつける。
 少し前に北京旅行にお誘いを受けていて、日程の都合でお断りしたのですがその旅行自体もSARSの影響でキャンセルに。
 相も変わらず北京の知識は0状態、出発の前日に北京の案内書を買い、ウェブ上で旅行記を読む。「景山公園からの故宮博物院(紫禁城)が良かった」と書いてあったのが記憶に残るが、買った本は目も通していない。
 ほぼ30年ぶりの海外旅行、初めて行くのも同様、飛行機は滞空時間で2時間半ほどで快適に北京空港に到着。パック旅行なので気は楽。参加者は約120人4台のバスに分乗、私のバスは1号車で29名。1〜4号車が連なって行動するのではなく1台1台のバスが単独行動、と言ってもスケジュールは同じだから少しの時間のずれ出るだけだが29名の旅行のようなもの。

10月
 各月の先頭へ

4月    8月    10月  


 今回は紅葉の旅、相変わらず1泊目の宿のみ決めて朝6時半に出発。名神高速「多賀SA」で東海北陸自動車道の現在の終点「飛騨清見IC」まで行き「高山」を通り「上高地」へその後「白骨温泉」で入湯し一路蓼科湖から宿泊予定地の女神湖畔への予定を立てる。
 
高速道路は順調に進むが、「高山」市内に入るのに渋滞に遭う。しかしその後は再び順調に進み「上高地」の入口に差し掛かるが、入口にはガードマンが立っていて「観光バス」「タクシー」「宿泊客」以外の車は入れないとのこと、どうすればいいのかと聞くと、「下に駐車場があるのでそこに車を止め路線バスに乗るように」と教えられる。(30年前には自分の車で上がったのに!)
 指示通り駐車場を探すが、分からないまま走るとかなり下った所に駐車場があった。この分だとバスは1000円ぐらいするのではないかと思っていると駐車場の管理人が駐車料金を取りに来ので、500円の駐車代金を払いバスの時間と金額を聞くと、20分おきで料金は1000円だと言う、ついでにタクシーは4000円ほどだと言う。今回は4人での旅行なので、それではタクシーに乗ろうと言う事になり、タクシーで上高地に向かう。上高地の駐車場に着くまで運転手は色々説明をしてくれ到着すると料金は4500円ほどだった。
 あの「梓川」「河童橋」30年前に来た時は真夏で梓川の水が非常に冷たかったのを覚えていたので、この時期の冷たさはどれほどなのかと思い手をつけてみると「ぬるい」と言う感じで冷たさはなかった。夏は雪解け水で秋は湧き水だからなのか? よく井戸水は夏冷たくて冬はぬくいと言うが梓川の冷たさは井戸水の比ではなかった。


                   


 写真は梓川を下流に向かって見た3日前に降った雪を被る焼岳、唐松の葉が黄色く色付いている。
 上高地には黄色に色付く木は多かったが赤く色付く木は無かった。
 しばらくの時間散策し、帝国ホテルでティーブレイクしタクシーを呼ぶ、帰りも運転手が色々と説明をしてくれ、「白骨温泉」の事を聞くとかなり険しく細い道だと言っていたが距離は近いとのこと。駐車場に着いて支払った料金は往よりも少しだけ安かった。
 「白骨温泉」を目指して出発、道は運転手が言っていたほど険しくも細くも無かった、距離は教えてくれた通りだった。
 着いたのが午後4時半頃だった。温泉の日帰り入浴は午後5時までとのことで時間が無いが良ければ800円の入浴料を半額にすると言うので入る。少し白濁した温泉で源泉は39度ほどで少しぬるかった。飲用も可能で高血圧、糖尿病などに効くらしい。
 5時に出発。まずは長野自動車道の松本ICへ、そして諏訪ICで降りそこから蓼科湖、白樺湖そして目的の女神湖へ、諏訪ICからの案内図を貰っていたがややこしくて一度間違う、ようやく宿泊地に。

             

                                写真は女神湖

 朝、女神湖一周の散歩をし今日の日程を考える。小諸市の懐古園へ行き軽井沢、鬼押ハイウエーを通り嬬恋村から草津温泉へのコースを決める。
 少し遠回りをしたものの「小諸なる古城」に到着。藤村が見た千曲川にはダムが架かり「懐古園」では「菊花展」が行われていた

              

 園内は日の当たる所とそうで無い所で違うのか緑、黄、紅で美しかった。資料館の屋上からは浅間山がきれいに見えた。
 甘酒を飲みに店に入るも満員であきらめる。
 軽井沢へ。懐古園を出て程なく「マンズワイン工場」の看板を見つけ、同乗者が行こうと言うので工場へ(甘酒ではなくて酒に)。道案内の通りに行くと農協の駐車場に着。おかしいなと思うと送迎バスが送り迎えをしてくれている。今日は「収穫祭」なるイベントを行っているとのこと。
 送迎バスが工場に着くと一人1個キッコーマンの製品を配布してくれ、工場横の広場で葡萄の即売や焼肉、焼き鳥、に混ざってワインの有料試飲を行っている、これがメインなのかな。
 有料試飲というのは、ワイングラスを300円で買うと色々なワインがお変わり自由で飲めるらしい。当然買い求め飲むが私は運転手のため自粛、しかし大勢の車が駐車していたにもかかわらず自粛している人はあまり見かけなかった。後で警察が飲酒運転の「収穫祭」をしたのでは?
 寄り道が終わって軽井沢、鬼押ハイウエーに

         

 鬼押出に入園、浅間山の山頂付近は雲で見えなかったが裾野は黄色く色付いていていた。
 嬬恋村から草津温泉へ草津温泉街の入口付近の旅館案内書で旅館を探す、今日が日曜日なので何処でも空いていると思ったのが間違いで紅葉の観光シーズンなのだそうで空いている所がなかなか無くやっと見つけてもらう。そこは観光名所の湯畑から少し離れているので車で湯畑へ

           

 源泉が沸いているところから斜面になっていて湯畑がありその下は湯の滝のなっている。写真のところでTVなどに良く出てくる湯もみと踊りを入場料を取って1日数回の公演行っているのだそうです。出てきたついでに「大滝の湯」に入る。実は無料の温泉「千代の湯」に入ったのですが小さくて物足りなく時間もあったのでぶらぶらしていると「大滝の湯」に出たので入湯。草津温泉にはこれが全てなのかまだ他にも在るのか分からないが、私が見つけただけで3箇所の無料の温泉施設が在った。
 投宿したペンションの主人は話し好きな人で、大阪に3年半ほど住んでいたという。
 今日は白根山に行き志賀高原、湯田中温泉などスキー場や温泉の多いとことを素通りして信州中野ICから上越市に出て北陸道から帰路に。
 今日は草津温泉を出る時から霧がかかり見通しが悪い、唯一の立ち寄りどころ白根山に着くほんの少し前まで霧だったのが白根山頂付近に着くと嘘のように霧が晴れ視界が開ける。いくら視界が悪いとはいえ非常に遅い車の後につき、いらいらしていたストレスも一度に吹き飛んでしまった

           

 駐車場には観光バスがたくさん駐車していて「湯釜」に登る回廊は人でいっぱいだったので思わず8月に行った北京の万里の長城(八達嶺長城の女坂)を思い出した。

           

 「湯釜」は湖底から硫化水素が噴出し強酸性でPH1.1ぐらいらしい、草津温泉でかなり硫黄の臭いがしたがそれで嗅覚で麻痺したのかここでは硫黄臭は気にならなかった、以前は柵も無く湖面まで降りていけ、周遊コースもあったらしいのですが、現在はこの写真撮ったところから下にはいけないし周遊コースも無い、しかしこの景色は他では見られない素晴らしいものでした。
 去年の夏、蔵王の「お釜」を見に行った時は山頂付近までは見通し良かったが「お釜」は霧で何も見えなかったが、今回はまったく逆の現象だった。
 余談ですが、「白根山」と言う山は日本各地にあり(栃木県や南アルプスなど)ここは「草津白根山」と言うらしい。
 以降の国道292号線は霧も無く見晴らしが良く紅葉も見られ素晴らしかった途中には

             

 やこんな

             

 景色もあり立ち止まる所も多かったのですがとにかく信州中野ICに着き帰路に。
 飛騨清見ICを降りてから信州中野ICに乗るまでの各地が標高1000mを越えているので、紅葉はベストに近く素晴らしい旅程でした。