8月



 今年も急遽お昼前に出発(事前に調べたのは山形県赤湯温泉のみ)。
 何時も通り名神高速吹田インターから新潟、今年は中条まで延びている。午後7時頃中条を降りる。
 2002年と同じコースで関川で(一部高速道路の加減で変わったが)一泊。朝目がさめると(5時ごろ)天候は曇り、2002年にはコスモス畑だった所に行ってみる。

                   


 今年はコスモスは無く、手入れはしてあるのだが、今は何も植わっていなかった。荒川の水面からもやが立ち上っている光景は幻想的であった。
 国道113号線を一路「赤湯温泉」を目指す。113号線に有る道の駅2箇所は素通り。前回に体験済みだし、朝早くて開店していない。

 午前7時前には「赤湯温泉に着きWeb上で調べた温泉旅館を探していると、朝早くから行列のできている店があった。

                   


 どうもお菓子(和菓子)屋さんのように見えるが、商品は並んでいない。「あんびん」田中屋の看板や垂れ幕は見えるのですが、「あんびん」が何か分からない。並んでいる人数もそこそこなので、旅館探しを忘れ野次馬根性で並んでみることにする。数人が過ぎ、前には4,5人と言う段階になって、店の人が「数の少ない人はいませんか、5個ぐらいの人」と声をかけてきた。前の4,5人は相当数買うつもりなのでしょう反応を示さない。私の番になったようで、「4個ほしい」と言うと、すぐに包んでくれて、「硬くなるので1時間以内に食べてほしい」という、その他の人には次はもう少し時間が掛かりますといっていた。1個120円で480円を支払い、車に持ち込み中をあけてみると、大きな大福餅であった。温泉街を離れ、近くの山すその人の居ない所で食べてみたらそこそこおいしかった。

 (帰ってきて、この旅行記を書くために調べたのですが「あんびん」と云うのはかなり使われている言葉らしく「塩あんびん」とか「あんびん餅」とか検索サイトではかなり数がヒットし、山梨県では「六郷あんびん認証基準」なるものまで存在する。そこでは「小麦粉(とうもろこし粉やさつまいも(粉)を混ぜたものでも良いらしい)に熱湯を入れてこねた生地に、つぶあんを包み込み平たく形を整え、蒸したもの」とある。此処での「あんびん」と私たちが食べたものとはは違う、私たちが食べたものは餅に粒餡を入れたものつまり大福餅そのもの。
 とにかく関東以北では商品に多少の違いはあるようだが、「あんびん」と云うものは通じるようです。しかし関西では何のことか分からない(私が知らないだけかも)。)


                   

 山のすそに行く途中に「赤湯ぶどう発祥の地」とあったが、「赤湯ぶどう」とは関西で見かけたことが無いのでこの機会に一度食べてみようと思ったのですが、今回は購入する機会に恵まれなかった。
 写真のように山の裾野はほとんどぶどうのビニールハウスで覆われていた。
 肝心な旅館探しを再度始めるがどうにも見つからない。先ほどの行列のあった「田中屋」さんの前にはすでに行列は無い。数回同じ所を通ると今度は又行列が出来ていた。(名前と数量を聞いて時間が掛かるので30分後ぐらいして又来てくださいと言ったのかも知れない)
旅館名と電話番号を控えてきたので電話さえすればよいのですが、先に旅館の建物を見ておきたかったので、電話をせずに駅で調べることにする。
 

                   


 奥羽本線と山形新幹線が通る「赤湯温泉駅」に着き、その駅を見ると乗降客の数は知りませんが、写真のように立派なものでした。
 駅の中にはみやげ物売り場、旅行案内所、休憩所、に混じって「温泉旅館組合」の看板を掲げた「旅館案内所」があった。
 他の所は開いていたのですが、そこだけは10時ごろに開くのだそうで、それまでには時間があるので先に「夕鶴の里」、日本三熊野に数えられると明記してあった山形の熊野大社に行ってみる事にする。駅を出ようとすると出口付近に鉢植えにしたぶどうの木が数鉢あり、その木には立派な実が数房なっていた。もしかするとこれが「赤湯ぶどう」かも、見かけ上はデラウエアと変わらない。これも聞かずに帰ってしまった。


                   

 「夕鶴の里」ではスリッパに履き替え、写真の建物の右手に(写真では写っていない)ある建物の中で「鶴の恩返し」の民話が日本各地にある事や養蚕の道具や方法などを展示し、1階の映像ホール「夕鶴座」では今日の1番の入場者(私たち)に「鶴女房」を上演してくれた。
 写真の建物(語り部の館)の中では予約制で民話の口演や機織体験が出来るそうです。私たちは予約などしていないし、1番の入場者(先客がいない)でもあるので、当然何も無かった。


                  


 次に訪ねたのが「熊野大社」 (日本)三熊野(大社)の一つらしいが、あとの一つはもちろん世界遺産にもなっている和歌山県 吉野、熊野の熊野神社でしょうがあとの一つは書かれていなかったので分からない。境内はかなり広いのですが写真のように茅葺の屋根は一部損傷していて痛々しかった。この写真の反対側には趣意書があり「屋根修理のため1億円の募金をしている」との事でした。
 
 再び「赤湯温泉駅」に戻り案内所で旅館名を告げて尋ねると「そんな名前の旅館は無い、たぶん○○旅館でしょう」と云って赤湯温泉街の地図とパンフレットをくれた。そのパンフレットに載っている「○○旅館」の電話番号を調べると控えていた番号と一致した。私の控え間違い。
 
 再々度旅館探し、今回はすぐに見つかったが、今日の宿はこの辺では考えていないので、旅程によって電話することにした。
 又「田中屋」の前を通る。11時ごろだったと思うが「本日売り切れ」の看板が掛かっていた。

 さあ、これからどこに行くのか.、私にも分からない。先ほど訪ねた赤湯温泉駅の温泉案内所に置いてあった「山形県案内書」のようなものに国道13号線を少し南下した所に土曜百姓市なるものが午前中に出ているらしい。今日は土曜日。早速行ってみる事にする。

 地図では少しの距離に見えたがかなり行っても見当たらない。そうこうしている内に右手に観光客用の物産販売所があったのでそこに入る。駐車場の案内人に「土曜百姓市はどこでやってますか」と訪ねるが、「聞いたことが無い、このあたりでは開催していないです」と言われたので、この観光物産市に入る。
 色々見てまわったのですが、面白いものを見つけました。

                   

 写真の映りは良くないのですが、外径はおよそ15〜6cm、厚みはおよそ8cm、白く上の写真形をした物の名前が「ズッキーニ」なのだそうだ、新しく商品を持ち込みに来た農家のおばさんもやはりこの商品を持っていたが、商品名は「ズッキーニ」だそうだ。
 このおばさんと少し話しをしたのですが、山形弁で解り辛かったがこれは油で炒めて食べるのだそうだ。余談ですがこのおばさんの子供(男性か女性かは聞き逃した)は大阪の都島に住んでいて、今は孫を連れて帰省しているとのことでした。この後、大噴湯の前の「道の駅」でも同じものを見つけたがそこには商品名が無く「農産物」と書かれてあったので、「これは何と言う物ですか」と訪ねるとやはり「ズッキーニ」と答えられた。

 百姓市も無く、さてどこに行こうか。数ヶ月前、TVで鬼首温泉に案内をしていて温泉旅館以外に沢に降りた所に温泉が自噴している所があり、ゆで卵もできると紹介していたのを同乗者が語っていたを思い出し(2002年の旅行記には書いていないのですが前回、私1人でそこには行ったのです)鬼首温泉に行くことにする。


                   


 途中、上山温泉に寄り入湯することに、入湯できる旅館を探している内、上山城を見つけ城内を回ると無料の足湯があり、つけてみると熱かった。長くはつけていられないがお湯から足を出すと、浸かったところははっきり赤くなって境界線ができていた。昼食時間になり、少しお腹が空いたのでこだわりの「そばや」らしき建物を見つけ、入店。屋号は「味津肥盧」 「みつひろ」と読む。表で順番待ちをするほどではないがかなり込み合っていた。そして「そば」を注文する。なかなか出てこない。私の地元では考えられない。たぶん怒って帰るほどの時間が経つ。まあ急ぐ旅でもないので、ひと寝入り。起こされて「そば」が来たのを知る。約40分待った。頼んだ「そば」は「板そば」 2人前のそばと書いてあったがつけ汁まで2つあった。「そば」はおいしかった。さて入湯。前回の80円銭湯はやめ、少し豪華に1050円の所にしたのだが、これが失敗。昼の時間で誰も居らず、1人でゆっくりできたのですが、1050円の価値は無かった。80円銭湯は面白みがあった。

 上山市内でスーパーに寄り、玉子(10個)と飲み物を買う。上山から東根までは「東北中央自動車道」と云う高速道路ができているのでそれを使う。東根から国道13号線に戻り再度北上、尾花沢を過ぎると無料開放している高速道路区間があったのでそちらを走り、舟形で降り「小国川」沿いの道を走る。国道47号線に出て鳴子温泉には5時過ぎに到着。そのまま鬼首温泉に向かう。
 まだ明るいうちに鬼首温泉に到着。

                   


 写真では見難いのですが、白いスーパーの袋に玉子10個を入れ温泉につける。出来上がりの時間待ちの間、他の間欠泉や温泉の噴出している所を見る。そろそろいい時間になったので玉子をつけたところに戻る。他の所はなんとも無かったのですが、近くに巣でもあったのか、玉子をつけたところだけ異様な数の「あぶ」がよってくる。そこらにあった折れた枯れ枝を見つけて、スーパーの袋を引き上げ急いで退散するも「あぶ」はひつこく追ってくる。とうとう駐車場まで付いて来た。何とか「あぶ」を入れずに車内に。1箇所も刺される事は無かったが気持ちが悪かった。すぐに車を出し一段落した所で車を止め、袋の中に入った温泉水を道路脇の溝に捨てる。

 日が暮れかかっている。宿屋探しだ。鬼首温泉で前回泊まった所に訪ねるか、鳴子温泉に戻って探すか。結論は鳴子温泉に行くことに。
 地方の温泉郷は旅館案内所をタクシー会社が兼業していることが多いが、此処もタクシー会社が旅館案内所をしていた。
 聞くとすぐに旅館(ホテル)が見つかり、そこに泊まることにする。
 そこは東鳴子温泉にある「ニューあらお」でフロントに行くとすぐに話が通じ部屋に入る。部屋の入り口には歓迎○○様と私の苗字が書かれていたが漢字は間違っていた。電話で名前を告げたので、一般的な漢字を使ったのでしょう、よくあることです。たまたま部屋の向かいにも同じ苗字の方が宿泊されていたがこの方とは苗字二字とも私とは違う漢字だった。部屋は豪華とかきれいとか云う部屋ではないが(汚いと言う意味ではない)割りに広い部屋で、洋室ながら応接セットの変わりに畳をひきゆっくりくつろげるようにしてある。2001年4月に行った函館のT亭とはえらい違いである。しばらくして、食事に向かうがそこでの接待も気持ちよく楽しく食事ができた。
 部屋に帰り、茹で玉子を食べてみる。すぐに冷水につけなかったせいか、皮が剥け難い上に白身が固まっていない、いわゆる半熟状態、時間を間違えたかなと思っていたが、ようやく皮をむき食べてみると、黄身はそこそこ固まっている。玉子をつけた所の温泉の温度がちょうど白身は固まらず、黄身だけが固まる温度だったようだ。皮をむいた状態ががたがただが、おいしくできている。
 温泉に入湯、少し熱い目の湯だったが気持ちよく過す。
 早い目に就寝。

 朝6時再び入湯。男湯と女湯が入れ替わっている。
 朝食もホテルの従業員のおかげで気持ちよく済ます。最近使ったホテルでは一番良かった。
 
 朝の会話では、昨日訪れた鬼首のゆで卵を作ったあたりはTVで紹介された所ではないというので再度行って見ることにする。
 
 昨日見た所は、吹き上げ温泉。片山地獄と言う所もあるらしいので国道108号線を逸れてその道に、逸れたとたん地道に、入り口には1Kmと書かれていたのだが行けども行けども地道が続く、道を間違えたらしい。約10Kmほど走ると舗装道路に行き着くそして地熱発電所の標識が、その道路に沿っていくと右手に火山特有の草木が生えない荒れた山肌が見えた。そこに車を止める。


                    


 少し歩くと「有毒ガスの発生があるので注意」と云う趣旨の看板がある。そして硫黄と云うか硫化水素と云うか独特の臭いがする。
 少し小高い所を上るとすぐに又視界が広がりぼこぼこと言う音と水の流れる音がする。視界に見える範囲には水が流れている所はない。数箇所写真のように熱湯を吹き上げている所はあるのですが、たぶん地下水の音が聞こえているのでしょう。案内標識は無かったのですがこれが荒湯地獄らしい。この写真を撮ると怒ったように急に雨が降り出したので、急いで車に駆け込む。


                    


 ほんの数分走ると3本ほど(写真では2本ですが)大きく水蒸気の揚がっているのが見える。
 これは見に行かなくては。
 道は行き止まりになり、鬼首地熱発電所の表札が。見学は自由らしいので中に入ることに、少し雨も続いていて観光客はいないし、発電所の職員も見当たらない。「勝手に見ろ」とのことらしいのでもう少し白煙のするところへ行こうとすると、「立ち入り禁止」結局は近くには寄れない。
 建物があるのだがどこから入ってよいのか分からない、注意深くあたりを見ると門のくぐり戸から入るらしい。
 建物の一角に小さく案内所のスペースがあり地熱発電の方法を紹介し、環境に考慮していることをPRしていた。ただしこの案内所は無人で案内人はいなかった。
 これも後で調べるとこの噴煙を上げているあたりが片山地獄らしい。観光客用にもう少し噴煙を上げている所近くまで整備して見に行けるようにすると観光客を呼べるのではないかと思った。
 肝心のTVで紹介された所には行き着かなかったが片山地獄は良かった。

 これからの行き先はどうしよう。地図で調べる。
 国道108号線を北上すると温泉郷が数多くある。その後のことは又考えよう。
 数箇所のトンネルを抜けて程なく、左手に「稲庭うどん」の看板があり、「賭け流しの温泉」 380円 も一緒に書いてあったので寄ることに、温泉は坂を下ったほうにと標識があるのでそのまま下る。いつの間にか「稲庭うどん」があるところを見ると秋田県に入っているらしい。

                    


 手作りのような小さな建物があり「宝寿温泉」と「効能書」きがあり、さらに(露天風呂には「あぶ注意」)とまである。とっさに鬼首温泉の一件を思い出す。入ってみると中には管理人などは一人も居らず入浴料は上のうどんやの店舗で支払うらしい。後で払えばよいと判断し、先に入浴。
 少しぬるい目だが鉄分が多いらしく湯が赤くにごっている。洗い場のお湯も温泉そのものが出てくる。入る時に人とすれ違って支払い方法を聞いたが其の後温泉内には人がいず独り入浴、露天風呂にも「あぶ」はいなかった。
 入浴後、上の店舗に行き入浴料を払う。これでは無料入浴客は大勢いるのではないでしょうか(大勢来るほどの道ではないが)。

 秋の宮温泉郷を過ぎたあたりに川原毛地獄と標識があり今日は地獄見学に。国道を右に逸れる。


                      


 此処も所々山肌から水蒸気を噴出し、そのあたりは黄色に染まっている。写真の柵沿いに進むと道は右に曲がり、右手中ほどの所に戻ってくるが途中手で触れる湯気を噴出している所があるが、噴出量が少ないので熱気は感じられないが穴の近くに手を入れるとさすがに熱かった。

 此処はほどほどにして先に進む道は下りに差し掛かる、下り始めてまもなく泥湯温泉に着く。


                    

 上の写真は店頭に並んでいたものだが、同じものがステンレスの編み籠に入れ、水につけてあったのを見た時には、何か分からずにずーと見つめていたが結局分からなかった。この商品を見てそれがゆで卵であるのがやっと分かった。黒くなっている所を見ると湯につけるのではなく噴煙の上がっているところで蒸すのでしょうが、こんな色のゆで玉子を見たのは初めてだった。


                    


 これも理解できない所ですが、写真のように「目洗い湯」としてあり、小坊主の石像の下には熱いお湯が湧き出ているが、直接目や手を洗えるような温度ではない。このお湯を汲んで冷ましてから洗えば目に良いのかもしれないが、どうもその気にならなかった。

 そこを出発すると、前に非常にゆっくりと走る車の後ろになる。もちろん追い越し禁止なので困っていると、上の岱地熱発電所の標識があり分かれ道になっている。前の車はまっすぐ下ったので、私は発電所コースに。

                    


 鬼首地熱発電所は電源開発と云う会社の経営らしいが、上の岱地熱発電所は東北電力が直接経営している。こちらの案内所には数人の案内嬢がいて入り口でパンフレットをくれ、中の展示物を見学して帰りにはクリヤーファイルとペンをくれた。

 さらに車を走らせ国道398号線に出、それを少し南下すると小安峡に出る。


                    


 道路から川面までは70〜80mはあろうかと思われる。そこに白煙を上げるに「大噴湯」なる所がある。此処は秋田県観光名所第2番だそうだ。1番は知らないが(書いていなかった)。早速坂を下る。九十九折れになった坂を下り、上の写真の中央の道路下側に出る。

                    


 そこでは写真のように熱湯が水平に吹き出ている。付近は天然のサウナ状態で、それでなくとも暑いのに写真を撮るため数分付近にいたがサウナ以上の汗をかいた。又その上今度は下りた分上らなければならない。ここでも十分な汗をかいた。

 国道398号線を南下。続いて457号線、47号線、再び457号線、347号線と走り、尾花沢から13号線を東根温泉へ。此処まで来ると夕方に
 東根温泉は一度泊まった旅館もあるのでそこを訪ねようかとも思ったが、明日は帰路に着くので少しでも南下したいしここ数年東北には来ているが山形市内は見ていないので山形市内まで走行することにした。
 市内では山形駅前ですぐに宿泊できるとこが見つかり、安心して近くに買い物に出る。
 

                    

 翌日、近くに山形城跡に霞城公園なるものがあるらしいので、見に行く。写真は二の丸東大手門、平成3年に復元されたと書かれていた。


                    


 此処を訪れたのは月曜日で博物館や写真の郷土館は休日で閉門中であった。この郷土館は明治11年に建った「済世館」と云う県立病院をこの地に移築し郷土館として使っているのだそうだ。


                    


 私はこの手の像は好きではないのですが、あえて掲載したのはここに書かれていたことが面白かったから。
 と云うのは「この最上義光候出陣の・・・・・鎧兜は時代考証にとらわれず製作した」と書かれていた。(時代考証をして作ってください)

 今日は13号線を南下し米沢を通り小野川温泉で入湯し喜多方でラーメンを食べ会津坂下から高速で帰ることにする。
 13号線を米沢に121号線に乗り換えてその121号線をそれて小野小町が発見したと言う小野川温泉に


                        

 小野川温泉郷で見た大きなとろろ葵の花、オクラの花ではないと思うのですが普段見かける大きさの倍以上の大きさがあったので、思わずシャッターを押した。


                     


 小野川温泉には2箇所の共同浴場がありその1箇所が写真の「尼湯」。この浴場の左手、車が止まっている所との間に石で作った湯船のようなものがあり、そこに源泉を流している。そこには「小野川温泉ができて以来住民の生活のために作られたもの」と書かれていた。ここでゆで卵を作ったりお湯を使っているのでしょう。
 この「尼湯」には少なからず人が入っていたので、写真左手下に花が見える所の旅館(高砂屋)に入湯を聞くと「どうぞ」と云うので入浴することに。此処は今日かどうかは分からないがリニューアルしたての様だった。ちなみに、共同浴場2箇所は共に200円、高砂屋さんは400円だった。

 一路121号線を喜多方に、お昼時に市内に入り道路沿いに行列のできている食堂が、ラーメン専門店でもないように見えるが。又次にも同じ光景が見えたので、そこへ車を止め入る。垂れ幕に「老麺会」とある。此処もやはり食堂で「生江食堂」。行列が出来ているのでしばらく待っての入店。メニューもラーメンだけではない、普通の食堂。でもお客さんの食べているものはほとんど(見た限りでは全員)何がしかのラーメンだ。
 私たちもラーメンを注文する。2001年に来た時に食べたラーメンよりもおいしかった。
 その後、2001年に来たラーメン館に行き4年前を思い出す。

 今回の旅行は終わり、帰路に着く。喜多方から会津坂下迄県道を走るが、急に標識がなくなったり見落としたりで道に迷うも、何とか会津坂下に着いたのは3時ごろだった。
 高速道路は順調で混雑や事故はなかったが、一部のところで強い雨にあう。
 私の記憶違いでETCの夜間割引を適用するためにわざわざ大津サービスエリア1時間と少し時間調整をし、なおかつ70〜80Kmのスピードで本線を通行して(迷惑な車)午前2時1分に池田インターを降りる(適用は0時以降だったらしい)。
 今回も良く走ったが(2200Km)さほど疲れなかった。今までの遠出の中では一番疲れ知らずで快適だったが、カーナビがほしいと思った旅でもあった。


 
関川 赤湯温泉 上山温泉 鬼首温泉 東鳴子温泉 鬼首地熱発電所 宝寿温泉 川原毛地獄 泥湯 上の岱地熱発電所 小安峡 山形市 小野川温泉 喜多方