5月



 この旅行記の2000年11月に「なばなの里」に行った同じメンバーで北海道に行ってきました。このサイトには書いてはいないのですが2002年11月に同じメンバーで山口県にも行っています。
 今回はゴールデンウイークの真っ最中なので、早い目に手配をし北海道は始めてのメンバーも居り、函館〜札幌の一番ポピュラーなコースをレンタカーで巡る旅。そんな設定なので、数年前と同じ所が出てきてもご容赦を!
 さて、函館到着後直に1BOXのレンタカー(新車だった)に乗り込み、まずは五稜郭に。空港からは20分も見ていれば十分に着くだろう。



 車はほぼ計算どおりに五稜郭付近に。しかし、そこはゴールデンウイークでしかも桜が8分咲き、天気も良い、混まない筈が無い。駐車場待ちの車が長い列。仕方がないので私以外のメンバーを降ろし、私は順番待ち。車で見ていると五稜郭公園では写真のように花見客が宴会している。
 そしてタワーを見上げると何かおかしい。前回見たときの記憶と違う。きれいになっているし、高さも高くなっているような気がする。

 

 そうこうしている内に順番が巡ってきて駐車場に入る事ができた。車を止め様とした時に電話が鳴り先に行ったメンバーがタワーに上る順番待ちでやっと今からエレベーターに乗るとのことだった。
 私はタワーのある館内に入る。全てが新しい。売店で聞くと全部を立て直したらしい。高さも倍近くなっているとのこと。メンバーに「私は以前に上っているので今回はいいよ」と云ったものの、少し上って見たい気がした。
 下でうろうろしていると、上に行ったご一行様が下りてきて売店でお買い物。五稜郭内部を散策し公園の桜を見ながら車へ。
 
 次は「立待ち岬」。石川啄木家の墓所の横を通り現地に。前回来た時より少し様子が変わっている。整備されて綺麗にはなっているが観光客は少ない。今日は風が強い、三脚を立てて写真を撮ろうとするとメンバーが「風で倒れるよ」と言ったがかまわず撮る。
 一路ホテルに。

 食事の後10時ごろ、1BOXタクシーを呼んで函館山の夜景を見に行く(写真省略)。途中非常な混雑。マイカー規制で車動かず。タクシーとバスは優先で登れる様だ。レンタカーで来ていたらと思うと「ぞぉー」とする。
 「夜景」を見学後タクシーは八幡坂、公会堂、金森倉庫郡等を巡って、写真もデジカメで撮ってくれて「写真はメールが有ればメールで送りますよ」と言ってくれたのでメールアドレスとURLの入った名刺を渡したが未だに到着していない。乗った皆が「良かった」と思っていたのにこの1件は残念だ。写真の出来が良くなかったのならその趣旨をメールで送って欲しかった(そのタクシーはホルスタインの柄があった)。あえてもう一度「サービス(接客)は非常に良かった」
 
 一夜明けて、1人早い目に目が覚める。寝られないので付近の海岸を散歩する。程なく「熱帯植物園」の看板が目に入りそこまで歩く。





 朝早いので植物園は閉まっていたがフェンス越しに見る。左下の丸い物の中にはお湯が吹き出ている(他にも数箇所同じものが)。この温泉水を使って熱帯植物を育てているのだろう。北海道と言う地の事を考えなければ「熱帯植物園」その物は特に大きいと云えるほどの施設では無かった。

今日は今回のツアーの中一番走行距離の長い日なので早い目に出発。「函館朝市」へ
 此処も前回来た時よりも大きくなっている。メンバーは今日の走行距離を知らないのでゆっくり買い物。
 そこで私たちが「大阪人」だと思い知らされる一件が!
 私を含めて、ご一行様が買い物中、当然のように「まけといて!」(語源は「負ける」であっても勝負そのものではない)「いくらになんの」(鮭の卵ではない)を連発すると、商品購入決めた商店の「おばちゃん」(使用人)が「あなた方は大阪人だろ」「私は大阪人大嫌い」「自分だけが良ければいいのだから」とおっしゃる。しかし頭の良い「大阪人」は「函館人は人の事を考えない失礼な馬鹿」とは思っていない。「このおばちゃんは男前の大阪人に失恋したのだろう」とぐらいに思っている。

 何とか、買い物を済ませ、出発。走行距離を考えるとゆっくりとはしていられない。とりあえず洞爺湖を目指して高速道路のある八雲まで、約80Kmを走る。
 大沼公園を素通りし、森の「いかめし」もそ知らぬ顔、八雲で高速道路に入る。洞爺湖、有珠山、昭和新山見学と昼食を兼ねて「虻田、洞爺湖」インターで下りる。洞爺湖温泉で蕎麦を食べる。来年のサミットが行われるらしいが、道路も建物もこれから整備をするのだろうか「多分サミットが行われるのは此処だろう」と思われる様な建物は見当たらなかった。

 2003年の同じ時期に来た昭和新山。今回は有珠山ロープウェーで山頂に

有珠山の展望台から見た昭和新山。少しもやがかかっていますが下から見た山とは違って見えます。
 歩くのが苦にならない私は、前方の展望台と後方の展望台に登る。メンバーから少しブーイングが、それでも全員が両方の展望台に。
 下に下りてコーヒーを飲む。ガラス館などを見て出発。
 北湯沢まで足を伸ばす気でいたが、時間に迫られて今夜の宿地「登別温泉」を目指す。
 登別温泉到着。ホテルは満員の様で車は送迎車と共に市営の駐車場へ。まだ日が明るいので少し地獄谷見学。



   

ホテルからは直に写真の所へ。少し歩いて間欠泉の所まで行く。
 食事の前に温泉に入ると先ほど見た地獄谷が一望できた。

 昨日も朝早くに目が覚め、寝られないので、一人で散歩に出かけ熱帯植物園などを見て周ったが、今日も早くに目が覚め、寝られないので散歩に出かける。
 地獄谷の上り口から少し別のコースを取ると大湯沼コースがあったので行ってみる事にする。
 道中、北海道には、「熊注意」の看板は多いのですが此処には無かったので、火山ガスや硫黄の臭いで熊が出ないのだろうと解釈し一人で散策。



  

道中、「大湯沼クイズ」なる物があり、問題の回答は次の問題に前問の回答が書いてある。1問から7問まであり、8本目の看板には



 全問の回答を交えた解説文が掲載されていた。
  これを過ぎると、程なく大湯沼の駐車場の奥で「奥の湯」に近い所に出た。
  早朝のため、人は居らず、車は1台も無い。写真を撮り、車道を歩き始める。まもなく川側に道とは云えない様な道があったので下りてみる。


 普通の時間帯であったら、観光客が撮れない所からの写真が上の大湯沼の写真で、沼の上面の少し右手側が駐車場です。数枚の写真を撮って道路に戻ってみると「危険立ち入り禁止」と書かれてあった。


 
 


 上り坂を少し登ると直に「大正地獄」「天然足湯」と書かれた標識を見て、谷を下った。近づいてみると「大正地獄」と書かれた次の標識がさす方向になにやら「ゴー」と云う音と共に白煙が上がる。正確には測っていないが5秒間隔ぐらいでかなりの量のお湯を吹き上げているようだ。もう少し近づいて見ると木で作られた「大正地獄見物所」みたいなものが作られていて、横には案内板が立っている。しかし「見物所」の手前数メートルの所の立木と立木の間にロープが張られ「危険立ち入り禁止」と書かれいた。そこに「見物所」あるのに何故だろうと思い、ロープを跨ぎ(跨げるような位置にあった)「見物所」まで行く。お湯を吹き上げているのは肉眼で少し見えるのですが、吹き上げているお湯がかなりの温度なのでしょう、白煙と言うか、湯気と言うかかなりの勢いで立ち込めていた。吹き上げるお湯の量が安定していないらしく1回ずつ高さが違うように見えた。そして水面が見えないため吹き上げている高さが判らない。音から想像すると数メートルは吹き上げているようだがはっきりしたところは判らない。
 判らないままに次の「天然足湯」に向かう。「大正地獄」から流れ出たお湯は

温泉の川となって湯煙を上げながら流れて行く。
 道路から「大正地獄」までは直だったのに「天然足湯」までは少し距離があった。「道を間違えたかな」と一瞬思ったが、この湯気の量では足を浸けられる温度では無いだろうし、川伝いに歩いているので間違いは無いだろうと思って歩く。
 


「天然足湯」到着。しかし時間を見てみると少し経過しているし、帰路にかかる時間が判らないので足を浸けずに退散。
 この後、この川は清水の川と合流し、その流れも白濁した水に変え、川幅を大きくして流れていった。
 又ここでも「N観光」の表札を見た。此処が本社らしい「登別Pホテル」も此処の系列らしい。「Pホテル」はS部直営ばかりではないらしい。
 ともかく、朝の散歩が終わってホテルに着く。

 朝食後、全員車で大湯沼へ向かう。「大湯沼」「奥の湯」見学後、先ほどの「大正地獄」へと思っていたのに救急車が止まっていて、車椅子の人が居られたのでそれに見とれて入り口を見落とす。再び戻り入り口に、ちょうどそこは救急車が止めている所だった。車が止められないのでメンバーに「立ち入り禁止の所まで入らなくては面白く無いで!」とアドバイスをし私以外は下車。「天然足湯」までは行かないと云うので、戻ってきたら携帯電話をするように頼んで車を移動させる。

 車で待っていると、電話が鳴り迎えに行く。 今日は8Kmの「さくらロード」を通って「札幌」へと思いながら車を進めていると、「大正地獄は2,3日前から水煙を吹き上げたらしい、普段は静かな水面なんだと地元の水防団か防災団の人が云っていた」その上「救急車はお湯を浴びてやけどをした人が出たら困るので待機している」のだそうだ、しかも地元のテレビ局が取材に来ていたらしい。知らなかった。「大正地獄」水面は4、5メートル下にあるそうだ。やはり危険はあったようだ。 「さくらロード」は花には程遠く蕾も膨らんでいなかった。

一路「札幌」へ此処からは定番コースなのでサーと流す。
 まずは「羊ケ丘公園」「クラーク博士像」「札幌ドーム」「羊」を見た後「サッポロビール園」で昼食(ビール1杯を飲む)運転はしばし女性に任す。
 その後、「時計台」、「大通り公園」、「狸小路」等を散策。宿泊地「定山渓温泉」へ

 一夜明け、再び早朝より1人で散歩。ホテルから少し歩いたところに無料の足湯があり、午前8時ごろからの開店?らしく地元の人がお湯を抜いて綺麗に掃除をしていた。横に「岩戸観音堂」と云うのがあり、中に入ってみると大人「300円」で洞窟に入れる。もちろん早朝なので無人だが料金箱があり、そこに300円を入れる。そこそこの長さがあり33体の仏像が安置されていた。その他、川原や公園等を散策していたが「ふきのとう」が目だったぐらいであった。地道の駐車場に珍しい花が咲いていたがカメラを別の部屋に置いていたので持って出られず、この間の写真は無い。

 今日は「小樽」へ。カーナビの案内通り行くと山の中へ、案内画面によると高速道路を使わずに25分ぐらいで到着するように出ている。かなり走った所で「冬季閉鎖」の標識、しかしゲートは開いている。大丈夫かなと思いながらも車を走らせるとスキー場に到着。道路は此処まで、先は通行止め。再び定山渓へ。「札幌」の市街地から高速道路で「小樽」に。

 最初は「石原裕次郎」記念館、誰も入ろうとしないので、入り口で写真を撮って「小樽運河」へ。散策後「北一ガラス」、「オルゴール堂」等を見て周り昼食に寿司を食べる。
 昼食後はあまり観光客の行かない「鰊御殿」へ。当時の服装をし写真に納まる。 此処からは「新千歳空港」へ一目散。

 レンタカーを返却し、ちょうど良いぐらいの時間に「空港」到着。
 今回の4家族8人旅行はこれでおしまい。
 今回の旅行では、他の観光地よりも「函館のおばちゃん」が印象に残った。